東芝三菱電機産業システム(TMEIC)と東芝、三菱電機の関係

東芝三菱電機産業システム(TMEIC、読み:ティーマイク)はプラント向け産業システムを主力とする重電メーカーである。ここではTMEICと東芝、三菱電機の関係を見ていく(2022年3月時点)。

TMEICと東芝、三菱電機の資本関係

TMEICに関する資本関係を下の図に示す(数字は議決権の所有割合)。

TMEIC資本関係

「子会社」とは「親会社」が経営を支配している会社である。「関連会社」とは「その他の関係会社」が重要な影響を与えることができる子会社以外の会社である(詳細は文末)。

図に示すようにTMEICは三菱電機の関連会社であり、東芝インフラシステムズの関連会社である。また東芝の関連会社でもある。TMEICが発足した2003年当時は、現在の三菱電機との関係と同様に、東芝とも直接の資本関係があった。

2017年に東芝の持株会社化に伴い、東芝の完全子会社である東芝インフラシステムズがTMEICの直接の議決権を所有するに至る。

【 子会社と関連会社 一覧 】
東芝 三菱電機

TMEICの成り立ちとその時代

TMEICは東芝三菱電機産業システムという社名の通り、東芝と三菱電機の関連する事業を統合し発足した。TMEICが発足した2003年頃は、日本の重電分野でいくつかの再編が重なった時期であった。

TMEICの基となったTMAEの発足が1999年、同じく東芝と三菱電機との合弁であるTMT&Dの発足が2002年(現在は合弁を解消)。また、日立製作所、富士電機、明電舎の合弁事業である日本AEパワーシステムズ(現在は合弁を解消)も2002年の発足であった。

また、電線分野に目を向けると、住友電工と日立電線との合弁であるジェイ・パワーシステムズ(2014年に住友電工が完全子会社化)、古河電工とフジクラとの合弁であるビスキャスの発足はともに2001年である。

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TMEICと東芝インフラシステムズの単体売上高 比較

TMEICと東芝インフラシステムズの単体売上高を示す。

TMEIC売上推移グラフ

売上推移_数値

東芝インフラシステムズの売上高は東芝の売上高に含まれる。TMEICの売上高は、三菱電機、東芝、東芝インフラシステムズのいずれの売上高にも含まれない。

社名 東芝三菱電機産業システムとTMEIC

TMEICは英名「Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial Systems Corporation」の略である。和名「東芝三菱電機産業システム」と同様に東芝が先、三菱電機が後の社名となっている。一般に50:50の企業統合や合弁事業では和名と英名での並びを逆転させる事が少なくない。

例えば三井住友銀行であれば、英名はSumitomo Mitsui Banking Corporation(SMBC)と三井と住友の並びを逆転させている。なお、和名英名ともに東芝を先とする社名であるが、TMEICの初代社長は三菱電機の出身である。

親会社と子会社、関連会社とは

最後に「親会社」「子会社」もしくは「その他の関係会社」「関連会社」の関係を下の図に示す(数字は議決権の所有割合)。これらを全てまとめて「関係会社」と呼ぶ。

資本関係説明

基本的に、図に示す議決権の所有割合によって関係が決まることが多い。ただし、その会社の重要性や具体的な関係などを考慮する場合もあり、常に議決権の所有割合によって決まる訳ではない。

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