旭化成って何の会社? どんな会社? 事業内容と企業研究

旭化成の事業について見ていく(2022年3月時点)。

旭化成の沿革

旭化成は1922年、旭絹織として創業した。1929年に日本ベンベルグ絹絲が設立、1931年に延岡アンモニア絹絲が設立。1933年、延岡アンモニア絹絲が前述2社を合併し、旭ベンベルグとなった。

その後、日窒化学工業、旭化成工業を経て、2001年に社名を旭化成と変更し、現在に至る。

上場会社としての旭化成と業種

旭化成は東証プライム市場に上場し、業種は「製造業」の「化学」に分類される。「化学」には旭化成の他、次の上場会社が名を連ねる。

・三菱ケミカルG
・住友化学
・富士フイルムHD
・信越化学工業
・三井化学
・昭和電工
・花王
・積水化学工業 など

旭化成の業績

旭化成は近年、2兆円を超える売上規模で推移する。営業利益率は製造業としては比較的高い1桁台後半を維持している。

【 2022年 3月期 】
売上高:2兆4,613億円
営業利益:2,026億円
営業利益率:8.2%

従業員の給与水準は次の通り。

従業員数:8,646人
平均年齢:41.3歳
平均年間給与:751万円

旭化成の事業セグメント

旭化成はグループとして、次に示す3つのセグメント及びその他で事業を展開する。旭化成グループは、旭化成と関係会社(子会社と関連会社)351社で構成される。

・マテリアル
・住宅
・ヘルスケア
・その他

※関連記事:旭化成の子会社と関連会社 一覧

2022年3月期におけるセグメント別の売上高は次の通り。( )内は連結売上高に占める各セグメントの割合。マテリアルが全体のほぼ半分の売上高を占める。

マテリアル:1兆2,050億円(48.0%)
住宅:8,334億円(33.2%)
ヘルスケア:4,159億円(16.6%)
その他:556億円(2.2%)

各セグメントの事業内容は次の通り。

マテリアル

マテリアルは、さらに次の3つの事業に分けられる。

・基盤マテリアル事業
・パフォーマンスプロダクツ事業
・スペシャルティソリューション事業

◆ 基盤マテリアル事業
スチレンモノマーやアクリロニトリル、ポリエチレンなどを主な製品とする。

◆ パフォーマンスプロダクツ事業
キュプラ繊維やポリウレタン繊維、合成ゴム、食品用ラップフィルムなどを主な製品とする。

◆ スペシャルティソリューション事業
塗料原料や火薬、リチウムイオン電池用セパレータ、ミックスドシグナルLSIなどを主な製品とする。

※関連記事:ニッチな業界でグローバルに活躍する企業の事例【経産省 選出】

マテリアルに属する関係会社

◆ 子会社
・PSジャパン
・旭化成アドバンス
・旭化成ホームプロダクツ
・旭化成エレクトロニクス など

◆ 関連会社
・三菱ケミカル旭化成エチレン など

住宅

住宅は、さらに次の2つの事業に分けられる。

・住宅事業
・建材事業

◆ 住宅事業
建築請負や不動産関連、リホームなどを主に手掛ける。

◆ 建材事業
軽量気泡コンクリートや断熱材、基礎杭などを主な製品とする。

住宅に属する関係会社

◆ 子会社
・旭化成ホームズ
・旭化成不動産レジデンス
・旭化成リフォーム
・旭化成建材 など

◆ 関連会社
・森組
・中央ビルト工業 など

ヘルスケア

ヘルスケアは、さらに次の3つの事業に分けられる。

・医薬事業
・医療事業
・クリティカルケア事業

◆ 医薬事業
医療用医薬品や診断薬などを主な製品とする。

◆ 医療事業
血液透析・アフェレシス関連機器やウイルス除去フィルタなどを主な製品とする。

◆ クリティカルケア事業
AEDや医療従事者向け除細動器、着用型自動除細動器などを主な製品とする。

ヘルスケアに属する関係会社

◆ 子会社
・旭化成ファーマ
・旭化成メディカル など

◆ 関連会社
・カイノス など

その他

その他は、エンジニアリング事業や各種リサーチ・情報提供事業の他、人材派遣・紹介事業などを手掛けている。

※関連記事:TISとインテック、クオリカ、AJSの関係と違い

企業研究 何の会社? シリーズ化学メーカー関連
業界研究をするなら 東洋経済 vs. 日経
業界研究をするなら、次の2冊がおすすめ。どちらを選ぶかはお好みで。
会社四季報 業界地図」は、会社四季報や週刊東洋経済で有名な東洋経済新報社による1冊。174業界、4080社についてまとめられている。業界地図としては11年連続で売上No.1。
日経 業界地図」は、言わずと知れた日本経済新聞社による1冊。181業界、4300の企業や団体についてまとめられている。掲載ボリュームは東洋経済を凌駕する。
かいとビジネス
タイトルとURLをコピーしました