TISとインテック、クオリカ、AJSの関係と違い

TISは独立系の大手SIerであるTISインテックグループの中核企業である。TISインテックグループとして、アウトソーシング業務やソフトウェア開発、ソリューションの提供などの事業を展開している。

ここでは、TISとインテック、クオリカ、AJSの関係と違いを見ていく(2022年3月時点)。

TISとインテック、クオリカ、AJSの資本関係

TISとインテック、クオリカ、AJSの資本関係を示す(数字は議決権の所有割合)。

tis-intec-group-relations

「子会社」とは「親会社」が経営を支配している会社である。「関連会社」とは「その他の関係会社」が重要な影響を与えることができる子会社以外の会社である(詳細は文末)。

TISインテックグループは次の6つのセグメントで事業を展開している。

1. オファリングサービス
2. BPM
3. 金融IT
4. 産業IT
5. 広域ITソリューション
6. その他

【 子会社と関連会社 一覧 】
TIS 旭化成 コマツ

TISとインテックの関係

TISとインテックは、TISが親会社、インテックが子会社という関係である。インテックはセグメント「広域ITソリューション」に属する。

2007年、旧TISとインテックが経営統合することに合意した。2008年、新しくITホールディングス(HD)が設立され、両社はIT HDの子会社となる形で経営統合を完了した(株式移転、下の図の左側)。※株式移転とは

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2016年、IT HDは子会社とした旧TISを吸収合併し、社名をIT HDからTISと変更する。これにより親会社TIS、子会社インテックの体制となり現在に至る。このような背景から、TISを中核とする企業集団をTISインテックグループと呼ぶ。

【 社名の変遷 】
新設 → IT HD → TIS(新)
TIS(旧) → IT HDに吸収され消滅
インテック → TIS(新)の子会社として現存

AJSとTIS、旭化成の関係

AJSとTISは、AJSが子会社、TISが親会社という関係である。またAJSと旭化成は、AJSが関連会社、旭化成がその他の関係会社という関係である。

AJSはセグメント「産業IT」に属する。

AJSは、旭化成のシステム管理部が出自である。1987年、旭化成情報システムとして分離・独立。2005年にTISグループとなり、2006年には社名を現在のAJSへ変更している。

クオリカとTIS、コマツの関係

クオリカとTISは、クオリカが子会社、TISが親会社という関係である。またクオリカとコマツ(小松製作所)は、クオリカが関連会社、コマツがその他の関係会社という関係である。

クオリカはAJSと同じく、セグメント「産業IT」に属する。

クオリカの出自は1982年にコマツによって設立された小松ソフトウェアである。その後1992年に、コマツソフトへ社名を変更。2000年にTISの傘下となり、2003年には社名を現在のクオリカへ変更している。

親会社と子会社、関連会社とは

「親会社」「子会社」もしくは「その他の関係会社」「関連会社」の関係を下の図に示す(数字は議決権の所有割合)。これらを全てまとめて「関係会社」と呼ぶ。

資本関係説明

基本的に、図に示す議決権の所有割合によって関係が決まることが多い。ただし、その会社の重要性や具体的な関係などを考慮する場合もあり、常に議決権の所有割合によって決まる訳ではない。

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