住友化学と住友ベークライト、住友精化、稲畑作業、神東塗料の関係

住友化学は総合化学の大手で、近年の売上高は2兆円規模で推移している。グループ内に多数の上場する子会社や関連会社を持つが、ここではそのうちの4社(住友ベークライト、住友精化、稲畑作業、神東塗料)と住友化学の関係を見ていく(2022年3月時点)。

住友化学と住友ベークライト、住友精化、稲畑作業、神東塗料の資本関係

下の図に、住友化学と上場する4社の関係を示す(数字は議決権の所有割合)。

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「子会社」とは「親会社」が経営を支配している会社である。「関連会社」とは「その他の関係会社」が重要な影響を与えることができる子会社以外の会社である(詳細は文末)。

※関連記事:住友化学と住友ファーマ、田岡化学工業、田中化学研究所、広栄化学の関係

上述の上場会社4社と住友化学は、4社がいずれも関連会社、住友化学がその他の関係会社という関係である。子会社ではないため、親子上場(親会社と子会社が共に株式を上場をしている状態)にはあたらない。

※関連記事:住友化学の子会社と関連会社 一覧

住友ベークライトと住友化学

住友ベークライトは樹脂加工大手で、近年の売上高は2,000億円規模で推移している。住友ベークライトは1955年、ともに上場会社であった日本ベークライトと住友加工材工業の統合により発足した。

住友ベークライトは、秋田住友ベークやSBカワスミ、住ベシート防水などを子会社として抱える。

住友精化と住友化学

住友精化は高吸水性樹脂を主力とし、近年の売上高は1,000億円規模で推移している。

住友精化は戦時中の1944年、住友化学工業(現 住友化学)と多木製肥所(現 多木化学)の出資により発足した住友多木化学工業が起源である。その後1952年、大阪と神戸の証券取引所へ上場している。

稲畑産業と住友化学

稲畑産業は化学系の専門商社である。近年の売上高は6,000億円、純利益は100億円規模で推移している。

稲畑産業は1938年に稲畑勝太郎が創業し、1961年には大証2部に上場している。また一時期、住友製薬(現 大日本住友製薬)のその他の関係会社でもあった。2005年に住友製薬株の一部を住友化学に譲渡している。

稲畑産業は、稲畑ファインテックや関西高分子工業、太洋プラスチックスを子会社として抱える。またアルバック成膜や丸石化学品などを関連会社としている。

神東塗料と住友化学

神東塗料は塗料を主力とするメーカーで、売上高は200億円程度である。神東塗料は神戸ボイル油が東洋塗料製造と合併し、1933年に発足した。1938年には住友化学工業と資本技術提携を締結、1951年に大証に上場している。

神東塗料は、ジャパンカーボラインやシントーファミリーなどを子会社として抱える。

親会社と子会社、関連会社とは

「親会社」「子会社」もしくは「その他の関係会社」「関連会社」の関係を下の図に示す(数字は議決権の所有割合)。これらを全てまとめて「関係会社」と呼ぶ。

資本関係説明

基本的に、図に示す議決権の所有割合によって関係が決まることが多い。ただし、その会社の重要性や具体的な関係などを考慮する場合もあり、常に議決権の所有割合によって決まる訳ではない。

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