楽天って何の会社? どんな会社? 事業内容と企業研究

楽天グループの事業について見ていく(2021年12月時点)。

楽天グループの沿革

楽天グループ(G)は1997年、エム・ディー・エムとして設立され、楽天市場の運営を開始した。1999年に社名を楽天と変更する。その後、楽天トラベルや楽天ポイントなどのサービスを開始していった。

2004年、プロ野球への参入とジャスダックへの上場を果たす。2013年にはプロ野球の日本シリーズで初優勝を遂げると共に、東証一部へ上場を果たした。2021年に社名を楽天グループと変更し、現在に至る。

上場会社としての楽天Gと業種

楽天グループは東証プライム市場に上場し、業種は「サービス業」の「サービス業」に分類される。「サービス業」には楽天グループの他、次の上場会社が名を連ねる。

・日本郵政
・電通グループ
・リクルートホールディングス
・パーソルホールディングス
・セコム
・博報堂DYホールディングス
・サイバーエージェント など

業績と従業員の給与水準

楽天グループの売上高は右肩上がりで伸び続けている。直近10年で売上高は約4倍になった。ただし近年ではモバイル事業の多額の損失により、利益を出せていない。営業損益は2年連続の赤字、最終損益は3年連続の赤字となっている。

【 2021年 12月期 】
売上高:1兆6,818億円
営業利益:△1,947億円
営業利益率:(赤字)

従業員の給与水準は次の通り。

従業員数:7,744人
平均年齢:34.3歳
平均年間給与:774万円

事業セグメント

楽天グループは、楽天グループを中核とする企業グループとして、次の3セグメントで事業を展開する。

・インターネットサービス
・フィンテック
・モバイル

2021年12月期におけるセグメント別の売上高は次の通り。( )内は連結売上高に占める各セグメントの割合。調整額を含むため、セグメント別の売上高の合計は連結売上高と一致せず、割合の合計は100%とならない。

【 セグメント別 売上高 】
インターネット:1兆34億円(59.7%)
フィンテック:6,190億円(36.8%)
モバイル:2,275億円(13.5%)

連結売上高の約6割を「インターネットサービス」が占める(59.7%)。2014年に本格参入した楽天モバイルに代表される「モバイル」の売上貢献はまだ小さい(13.5%)。

セグメント「インターネットサービス」と「フィンテック」においては売上高の10%を超えるセグメント利益を計上する。一方、「モバイル」においては、売上高を超える4,212億円の損失を計上している。

「モバイル」の損失を「インターネットサービス」と「フィンテック」で補いきれず、楽天グループとして損失を計上するに至った。各セグメントの事業内容は次の通り。

インターネットサービス

セグメント「インターネットサービス」では次のサービスを手掛ける。

・楽天市場
・楽天ブックス
・楽天GORA
・楽天トラベル
・Rakuten Fashion など

これらのサービスは楽天グループを中核とする企業グループにおいて、楽天グループが主体となって運営される。

フィンテック

セグメント「フィンテック」では次のサービスを手掛ける。

・楽天カード
・インターネットバンキング
・オンライン証券
・損害保険、生命保険
・決済

これらのサービスは楽天グループの子会社である楽天カードや楽天銀行、楽天証券、楽天損保、楽天生保などによって運営されている。

モバイル

セグメント「モバイル」では次のサービスを手掛ける。

・移動通信サービス
・楽天ひかり
・楽天でんき

これらのサービスは楽天グループの子会社である楽天モバイルや楽天エナジーによって運営されている。

楽天Gの子会社、関連会社 一覧

楽天グループの主要な連結子会社は次の通り。議決権の( )内は間接所有割合で内数。

連結子会社議決権(%)
Ebates Inc.100.0(100.0)
Rakuten Kobo Inc.100.0(100.0)
Viber Media S.a.r.l.100.0
RAKUTEN MARKETING LLC100.0(100.0)
楽天カード(株)100.0
楽天銀行(株)100.0(100.0)
楽天証券(株)100.0(100.0)
楽天損害保険(株)100.0(100.0)
楽天生命保険(株)100.0(100.0)
楽天ペイメント(株)100.0
楽天モバイル(株)100.0
楽天エナジー(株)100.0

その他 179社

楽天グループの主要な持分法適用の関連会社は次の通り。議決権の( )内は間接所有割合で内数。

持分法適用関連会社
(株)西友ホールディングス20.0 (20.0)

その他 57社

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