アコム、プロミス、レイクと三菱UFJ、三井住友、新生銀行の関係

近年、大手の消費者金融は銀行の傘下に入ることによって生き残りを図ってきた。ここでは大手の消費者金融と銀行グループとの関係を見ていく(2022年3月時点)。

アコム、プロミス、レイクと三菱UFJ、三井住友、新生銀行の資本関係

下の図に、アコム、プロミスを展開するSMBCコンシューマーファイナンス(CF)、SMBCモビット、レイクALSAを展開する新生フィナンシャルと、銀行グループとの関係を示す(数字は議決権の所有割合)。

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「子会社」とは「親会社」が経営を支配している会社である。似た言葉に「関連会社」があるが、「関連会社」とは「その他の関係会社」が重要な影響を与えることができる子会社以外の会社である(詳細は文末)。

三井住友フィナンシャルグループ

プロミスを展開するSMBCコンシューマーファイナンス(CF)と三井住友フィナンシャルグループ(FG)は、SMBC CFが子会社、三井住友FGが親会社という関係である。またSMBCモビットとSMBC CFは、SMBCモビットが子会社、SMBC CFが親会社という関係である。

SMBCモビットと三井住友FGは、SMBCモビットが子会社、三井住友FGが親会社という関係である。こういった関係の時、慣用的にSMBCモビットを三井住友FGの孫会社ということもあるが、”孫会社” は法律用語では無い。子会社の子会社も子会社である。

三井住友FGは2012年、株式交換によりプロミスを完全子会社化し、社名をSMBCコンシューマーファイナンスと変更した。※株式交換とは

2014年にはSMBC CFがモビットを完全子会社化し、社名をSMBCモビットと変更している。完全子会社とする以前のモビットは、SMBC CFと三菱東京UFJ銀行(現 三菱UFJ銀行)が50%ずつ出資する合弁会社であった。※三菱UFJ銀行は三菱UFJフィナンシャルグループ(FG)の完全子会社

モビットは個人向けローン事業と金融機関向けの信用保証事業を抱えていたが、完全子会社化に際し、信用保証事業は三菱UFJ FGに継承し撤退している。

※関連記事:三井住友銀行の親会社と子会社、関連会社 一覧

三菱UFJフィナンシャルグループ

アコムと三菱UFJフィナンシャルグループ(FG)は、アコムが子会社、三菱UFJ FGが親会社という関係である。アコムは上場会社であるため、親子上場となっている。2008年、アコムは三菱UFJ FGに連結子会社化され、現在に至る。

基本的に、議決権の50%超を所有することで、親会社・子会社の関係となる。三菱UFJ FGは40.19%の所有ながら、アコムを子会社としている。

新生銀行グループ

レイクALSAを展開する新生フィナンシャルと新生銀行は、新生フィナンシャルが子会社、新生銀行が親会社という関係である。またノーローンを展開する新生パーソナルローンは新生フィナンシャルの子会社である。

新生銀行は2007年、シンキを連結子会社化し、社名を新生パーソナルローンと変更した。2008年にはGEコンシューマー・ファイナンスを連結子会社化し、社名を新生フィナンシャルと変更している。

アイフル

上述の3例とは異なり、アイフルは現在でも銀行グループに属することなく、独立した経営を行っている。アイフルは親会社やその他の関係会社を持たない。ただし、創業者一族である福田家が株式を高い割合で所有しており、大株主に名を連ねている。

代表取締役会長の福田吉孝は創業者、代表取締役社長の福田光秀は創業者の長男である。

親会社と子会社、関連会社とは

「親会社」「子会社」もしくは「その他の関係会社」「関連会社」の関係を下の図に示す(数字は議決権の所有割合)。これらを全てまとめて「関係会社」と呼ぶ。

資本関係説明

基本的に、図に示す議決権の所有割合によって関係が決まることが多い。ただし、その会社の重要性や具体的な関係などを考慮する場合もあり、常に議決権の所有割合によって決まる訳ではない。

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三井住友銀行とSMBC日興証券、住信SBIネット銀行の関係と違い

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