ユナイテッドアローズと green label など各ブランドの違い

国内のユナイテッドアローズを冠する複数の系列ブランドや店舗は、いずれも渋谷区に本社を置く株式会社ユナイテッドアローズが単独で展開する。台湾のユナイテッドアローズは子会社である台湾聯合艾諾が運営している。

※以降、会社としてのユナイテッドアローズを「㈱ユナイテッドアローズ」、店舗としてのユナイテッドアローズを「ユナイテッドアローズ」と表示する。

ブランド（店舗）の種類と違い

㈱ユナイテッドアローズは次の3ブランドを主力3事業と位置付けている。3事業の他、複数の小型ストアブランドとアウトレットを有している（合計216店舗）。

各事業の違いは次の通り。

ユナイテッドアローズ

ターゲット客層：客単価１万円半ば以上

業態：セレクトショップ

取り扱い店舗
・ユナイテッドアローズ総合店
・ユナイテッドアローズ
・アウトレット

ビューティ & ユース

ターゲット客層：客単価１万円半ば以上

業態：セレクトショップ

取り扱い店舗
・ユナイテッドアローズ総合店
・ビューティ & ユース ユナイテッドアローズ
・アウトレット

グリーンレーベル リラクシング

ターゲット客層：客単価１万円前後

業態：ショップ

取り扱い店舗
・グリーンレーベル リラクシング
・アウトレット

その他

その他のブランドもターゲット客層によって分類される。

【 客単価１万円半ば以上 】
・ドゥロワー
・オデット エ オディール
・スティーブン アラン
・ロク
・ブラミンク
・エイチ ビューティ＆ユース
・ディストリクト ユナイテッドアローズ
・アストラット
・カリフォルニア ジェネラルストア

【 客単価１万円前後 】
・シテン

なお、名称が類似するユナイテッドトウキョウ（UNITED TOKYO）は㈱ユナイテッドアローズとは関係ない。

ユナイテッドトウキョウは株式会社TOKYO BASEにより運営される。㈱TOKYO BASEは、STUDIOUSやPUBLIC TOKYO、THE TOKYOなどを展開する。

※関連記事：STUDIOUS と UNITED TOKYO、PUBLIC TOKYO の違い

子会社と関連会社 一覧

ユナイテッドアローズを中核とする企業グループは、ユナイテッドアローズと連結子会社3社、関連会社1社の計5社で構成される。（　）内の数字は議決権の所有割合。

【 連結子会社 】
・コーエン（100%）
・台湾聯合艾諾股份有限公司（100%）
・悠艾（上海）商貿有限公司（100%）

※連結子会社3社は全て㈱ユナイテッドアローズの完全子会社となっている。

【 関連会社 】
・CHROME HEARTS JP（15%）

※CHROME HEARTS JPは合同会社であり、記載の15%は資本金に対する出資割合。なお㈱ユナイテッドアローズは2024年12月以降、クロムハーツの株式を保有しない予定としている。

業績と従業員の給与水準

㈱ユナイテッドアローズの売上高は、1,000億円を超える規模で推移している。利益面については直近10年で営業利益、純利益とも下降が続く。2021年3月期に赤字に陥ったものの、翌2022年3月期には黒字化を果たした。

売上の約半分となる545億円をウイメンズ商品が占める。残り半分はメンズ（336億円）やコーエン、クロムハーツなどの売上となっている。

㈱ユナイテッドアローズ（単体）の従業員の給与水準は次の通り。

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