国内で展開するSTUDIOUS や UNITED TOKYO、PUBLIC TOKYOは、いずれも港区に本社を置く株式会社TOKYO BASE が単独で展開する(2022年1月時点)。
業態(ショップ、ブランド)の種類と違い
TOKYO BASEは5つの系列ブランドの事業を主軸に、日本国内の他、香港と中国で事業を展開する。
・UNITED TOKYO
・PUBLIC TOKYO
・A+ TOKYO
・THE TOKYO
各事業の特徴は次の通り。
STUDIOUS
ターゲット:20~30代(もっとも若い)
客単価:2.3万円
コンセプト:トレンド型セレクトショップ
商品:国内のブランド商品(90%程度)
UNITED TOKYO
ターゲット:20~40代
客単価:1.5万円
コンセプト:コンテンポラリーモードブランド
商品:日本製のオリジナル商品
PUBLIC TOKYO
ターゲット:20~40代
客単価:1.5万円
コンセプト:コンテンポラリーカジュアルブランド
商品:日本製のオリジナル商品
A+ TOKYO
ターゲット:20~40代
客単価:1.5万円
コンセプト:アクティブブランド
商品:日本製のオリジナル商品
THE TOKYO
ターゲット:30~50代(もっとも高い)
客単価:7.0万円(もっとも高い)
コンセプト:ハイエンド型セレクトショップ
商品:国内のブランド商品(95%程度)
取り扱う商品
STUDIOUS、THE TOKYO で取り扱う「国内のブランド商品」の例は次の通り。
・JUNYA WATANABE COMME des GARÇONS MAN
・MIHARA YASUHIRO
・AMERI
・muller of yoshiokubo
・UNDERCOVER
・AKIRA NAKA
・TOGA PULLA
・Yohji Yamamoto など
「日本製のオリジナル商品」はTOKYO BASEの企画担当者が国内の縫製メーカーと連携し、制作・販売を行っている。商品は、UNITED TOKYO、PUBLIC TOKYO、A+ TOKYOのブランド別に分けられている。
各業態の店舗数
業態別の店舗数は次の通り。店舗数のおよそ半分をSTUDIOUSが占め、UNITED TOKYOがそれに続く(2022年1月時点)。
◆ 路面店 10店舗
STUDIOUS:7店
UNITED TOKYO:1店
PUBLIC TOKYO:1店
THE TOKYO:1店
◆ 大都市圏ファッションビル 43店舗
STUDIOUS:19店
UNITED TOKYO:12店
PUBLIC TOKYO:9店
A+ TOKYO:3店
THE TOKYO:1店
◆ 香港 3店舗
STUDIOUS:1店
UNITED TOKYO:1店
PUBLIC TOKYO:1店
◆ 中国 20店舗
STUDIOUS:10店
UNITED TOKYO:7店
PUBLIC TOKYO:3店
TOKYO BASE と各業態の業績
2022年1月期におけるTOKYO BASE の業績は次の通り。2021年1月期に最終損失(赤字)に転落したものの、1年で黒字化を果たした。
営業利益:9.5億円
営業利益率:5.4%
各業態の売上高は次の通り。売上高のおよそ半分をSTUDIOUSが占め、UNITED TOKYOがそれに続く。店舗数が多いほど、売上高は大きくなっている。
UNITED TOKYO:56億円
PUBLIC TOKYO:30億円
A+ TOKYO:1.9億円
THE TOKYO:1.8億円
その他、TOKYO DEPARTMENT STORE と NEW MARKET TOKYO で合計20億円ほどの売上がある。
TOKYO BASEの子会社 一覧
TOKYO BASE の子会社は次の通り。
・TOKYO BASE HONG KONG., ltd.(100%)
・東百国際貿易(上海)有限公司(100%)
※東百国際貿易は、TOKYO BASE HONG KONGが100%出資する。いわゆる孫会社の状態となっている(正式には子会社という)。
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