アルペンとスポーツデポ、ゴルフ5の関係と違い

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アルペンとスポーツデポとゴルフ5は、いずれも名古屋市に本社をおく株式会社アルペンが展開するスポーツ用品の専門小売である。

子会社などによる運営ではなく、スポーツデポやゴルフ5を含めて、㈱アルペンが単独で事業を展開している。※以降、会社としてのアルペンを㈱アルペン、店舗としてのアルペンをアルペンと表示する。

アルペンとスポーツデポ、ゴルフ5の違い

◆ アルペン
スキー用品の販売が主体

◆ スポーツデポ
野球用品等の各種一般スポーツ用品を備えた大型店舗

◆ ゴルフ5
ゴルフ用品の販売が主体

㈱アルペンが展開する、現在の店舗数は次の通り(2021年6月時点)。

アルペン:38店舗
ゴルフ5:194店舗
スポーツデポ:145店舗
クイックフィットネス:43店舗

上記の他に、アウトドアのアルペンアウトドアーズ、アルペンマウンテンズが合わせて14店舗ある。2020年6月から2021年6月の1年間で8店舗が新規に出店し、6店舗が退店した。1年間で2店舗が増えたことになる。

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㈱アルペンによるゴルフ5とスポーツデポ展開の経緯

㈱アルペンは1972年に設立された。当初はスキー用品を扱う「アルペン」のみの展開であったが、1983年にゴルフ用品専門店「ゴルフ5」の1号店を愛知県春日井市に開店する。

1997年には一般スポーツ用品を備えた大型スポーツ用品専門店「スポーツデポ」の1号店を香川県高松市に開店した。2006年には女性限定のフィットネス施設「アルペンクイックフィットネスクラブ」の1号店を開店している。

1972年:㈱アルペン設立
1983年:ゴルフ5の1号店 開店
1997年:スポーツデポの1号店 開店

㈱アルペンが展開する事業

㈱アルペンの売上高は安定しており、ここ10年は2,000億円を超える水準が続いている。2021年6月期における各業態別の売上高は次の通り。なお㈱アルペンの売上高は2,332億円であった。※かっこ( )内の数字は㈱アルペンの売上高に占める割合。

【 各業態の売上高と割合 】
アルペン:269億円(11.5%)
ゴルフ5:810億円(34.7%)
スポーツデポ:992億円(42.5%)
ECなど:222億円(9.5%)

㈱アルペンの売上高の半分近く(42.5%)をスポーツデポが占める。またゴルフ5とスポーツデポだけで㈱アルペンの売上高の8割近くを占める。

㈱アルペンという社名ながら祖業の業態である「アルペン」への依存は低く(11.5%)、業態「アルペン」はECなどとほぼ同等の売上高にとどまる。

㈱アルペンの地域別 事業展開

地域別の売上高を見ると、創業の地であり現在も本社を置く愛知県での事業規模が最も大きい。これに北海道、兵庫県と続く(2021年6月期)。人口の集まる地域である東京都や神奈川県での売上高は100億円に満たない。

【 都道府県別 売上高 】
1. 愛知県 439億円
2. 北海道 140億円
3. 兵庫県 130億円
4. 大阪府 113億円
5. 千葉県 110億円

また、㈱アルペンはゴルフ場の運営を行っている。

子会社であるアルペンリゾートがゴルフ5カントリー四日市コースを運営、エム・アイ・ゴルフがゴルフ5カントリーオークビレッジ、かさまフォレスト、サニーフィールドを運営する。ゴルフ5カントリーみずなみ、他5か所は㈱アルペンによる直営である。

【 公式サイト 】
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