イオンの主要な関係会社の資本関係と事業セグメント

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イオングループはイオンと、連結子会社286社、持分法適用の関連会社26社で構成される(2022年2月時点)。イオンの主要な関係会社との資本関係を見ていく。

イオンの事業セグメント

イオンは次の7つのセグメントで事業を展開する。

・GMS
・SM
・DS
・ヘルス&ウエルネス
・総合金融
・ディベロッパー
・サービス・専門店

※GMS:総合スーパーマーケット、SM:スーパーマーケット、DS:ディスカウントストアの意味。

イオンとウエルシアの資本関係

イオンとウエルシアホールディングスは、イオンが親会社、ウエルシアホールディングス(HD)が子会社という関係である。イオン、ウエルシアHDともに上場会社であるため、両社は親子上場の関係にある。

また、ドラッグストアチェーンを展開するウエルシア薬局は、ウエルシアホールディングスの子会社である。議決権の100%を保有する完全子会社となっている。

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ウエルシアHDはイオンのセグメント「ヘルス&ウエルネス」に属する

2008年、ウエルシア関東と高田薬局はグローウェルホールディングス(HD)を設立し、その子会社となった。同時にグローウェルHDは東証二部へ上場。

2012年、グローウェルHDは東証一部に上場を果たすとともに、社名をウエルシアホールディングスへ変更する。2014年、ウエルシアHDはイオンにより子会社化され、現在に至る。

イオンとジャスコの資本関係

イオンとジャスコは、イオンが親会社、ジャスコが子会社という関係である。議決権の100%を保有する完全子会社となっている。現在のジャスコは、2010年代まで存在した店舗「ジャスコ」を運営していたジャスコとは異なる。

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ジャスコは1989年、グループの名称をジャスコグループからイオングループへ改称した。さらに2001年、ジャスコはイオンへ社名を変更し、現在に至る。同時にグループの名称もイオンへ改称した。

店舗「ジャスコ」は名称が「イオン」に変わったため、現在は存在しない(同時にサティやポスフールもイオンとなった)。現在のジャスコは商号保全を目的とした会社である。

イオンとイオンモールの資本関係

イオンとイオンモールは、イオンが親会社、イオンモールが子会社という関係である。イオン、イオンモールともに上場会社であるため、両社は親子上場の関係にある。

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イオンモールはイオンのセグメント「ヘルス&ウエルネス」に属する

イオンモールの歴史は古く、1911年に設立された岐阜繭糸までさかのぼる。1970年、ジャスコ(現 イオン)により買収。

その後は社名をジャスコ不動産やジャスコ興産、イオン興産などを経て、2001年に現在の社名であるイオンモールとなった。2002年、東証一部に上場を果たし、現在に至る。

イオンとイオンタウンの資本関係

イオンとイオンタウンは、イオンが親会社、イオンタウンが子会社という関係である。議決権の100%を保有する完全子会社となっている。

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イオンタウンはイオンのセグメント「ヘルス&ウエルネス」に属する

イオンタウンは1992年、イオンと大和ハウスにより、ロック開発として設立された。2011年、ロック開発はイオンにより完全子会社化される。同時に社名をイオンタウンに変更し、現在に至る。

親会社と子会社、関連会社とは

「親会社」「子会社」もしくは「その他の関係会社」「関連会社」の関係を下の図に示す(数字は議決権の所有割合)。これらを全てまとめて「関係会社」と呼ぶ。

資本関係説明

基本的に、図に示す議決権の所有割合によって関係が決まることが多い。ただし、その会社の重要性や具体的な関係などを考慮する場合もあり、常に議決権の所有割合によって決まる訳ではない。

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