イオンとダイエー、マルエツ、マックスバリュ関東の関係

イオンは国内の小売業界において、セブン&アイ・ホールディングスと並ぶ2強の1角である。ここではイオンとダイエー、マルエツ、マックスバリュ関東の関係について見ていく(2022年2月時点)。

イオンとダイエー、マルエツ、マックスバリュ関東の資本関係

イオンとダイエー、マルエツ、マックスバリュ関東など関係会社の資本関係を示す(数字は議決権の割合)。

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「子会社」とは「親会社」が経営を支配している会社である。「関連会社」とは「その他の関係会社」が重要な影響を与えることができる子会社以外の会社である(詳細は文末)。

※関連記事:イオンの子会社と関連会社 一覧

ダイエーやマルエツはイオングループのSM(スーパーマーケット)事業に属する。SM事業には他に、次の関係会社が属する。

・マックスバリュ東海
・マックスバリュ西日本
・ミニストップ
・光洋
・カスミ
・まいばすけっと など

ダイエーとイオン

ダイエーとイオンは、ダイエーが子会社、イオンが親会社という関係である。ダイエーはかつて全国に展開し、日本を代表するスーパーマーケットであった。しかし1990年代より業績が悪化していく。

2013年、イオンがダイエーを子会社化、さらに2015年に完全子会社とした。イオンの支援によりダイエーは経営破綻を回避する。かつて全国展開を果たしたダイエーであったが、現在では関東と近畿に事業を集約し、現在に至る。

マルエツとイオン

マルエツとイオンは、マルエツが子会社、イオンが親会社という関係である。マルエツはイオンの子会社の子会社(孫会社)、もしくは子会社の子会社の子会社(ひ孫会社)であるが、こういった状態でも子会社と呼ぶ。

マルエツはダイエーの完全子会社化と同じ2015年、イオンマーケットインベストメントにより買収され子会社となった。

U.S.M HDとは(持株会社)

ユナイテッドスーパーマーケットホールディングス(U.S.M HD)はイオンの子会社である。同時に、イオンの子会社であるイオンマーケットインベストメントの子会社であり、丸紅の関連会社であり、マルエツの親会社である。

U.S.M HDは首都圏の食品スーパーの最大手であり、上場会社である。U.S.M HDは2015年、マルエツとカスミ、マックスバリュ関東の持株会社として設立された新しい会社である。持株会社であるため、U.S.M HDの従業員は85名と少ない。

イオンマーケットインベストメントとは(持株会社)

イオンマーケットインベストメントはイオンの子会社である。同時に、丸紅の関連会社であり、U.S.M HDの親会社である。つまりイオンマーケットインベストメントはイオンと丸紅の合弁会社(非上場)である。

2014年までイオンマーケットインベストメントはイオンの完全子会社であった(下の図の左側)。イオンマーケットインベストメントはマルエツ買収の資金の確保などのため、イオンと丸紅を引受先とする増資を行い、現在の資本関係となった。

下の図は、イオンマーケットインベストメントによるマルエツ買収の前後を示している。右側がマルエツの買収と、イオンと丸紅による増資を完了した状態である。この後、U.S.M HDが設立され、現在に至る。

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マックスバリュ関東とイオン

マックスバリュ関東とイオンは、マックスバリュ関東が子会社、イオンが親会社という関係である。マックスバリュ関東は2009年に設立された。2010年、イオンの子会社であるイオンリテールのスーパーマーケット事業を継承し、事業を開始した。

マックスバリュ関東は、上述のイオンマーケットインベストメントによるマルエツ買収以前から変わらず、イオンマーケットインベストメントの完全子会社である。

親会社と子会社、関連会社とは

「親会社」「子会社」もしくは「その他の関係会社」「関連会社」の関係を下の図に示す(数字は議決権の所有割合)。これらを全てまとめて「関係会社」と呼ぶ。

資本関係説明

基本的に、図に示す議決権の所有割合によって関係が決まることが多い。ただし、その会社の重要性や具体的な関係などを考慮する場合もあり、常に議決権の所有割合によって決まる訳ではない。

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