凸版印刷とトッパンフォームズ、東洋インキの違いと関係

凸版印刷は印刷業界で大日本印刷と並ぶ最大手の一角である。ここでは、凸版印刷とトッパンフォームズ、東洋インキSCホールディングス(HD)の違いと関係を見ていく(2022年3月時点)。

凸版印刷とトッパンフォームズ、東洋インキの資本関係

凸版印刷とトッパンフォームズ、東洋インキSCHDの資本関係を示す(数字は議決権の所有割合)。

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「子会社」とは「親会社」が経営を支配している会社である。「関連会社」とは「その他の関係会社」が重要な影響を与えることができる子会社以外の会社である(詳細は文末)。

※詳細記事:凸版印刷の子会社と関連会社 一覧

凸版印刷はグループとして、次の3つのセグメントで事業を展開する。

【 凸版印刷の3つのセグメント 】
・情報コミュニケーション事業分野
・生活・産業事業分野
・エレクトロニクス事業分野

凸版印刷は3つ全てのセグメントに属する。トッパンフォームズは「情報コミュニケーション事業分野」、東洋インキSCHDは「生活・産業事業分野」に属する。

凸版印刷とトッパンフォームズ

凸版印刷とトッパンフォームズ(正式にはトッパン・フォームズ)は、凸版印刷が親会社、トッパンフォームズが子会社という関係である。

トッパンフォームズはセグメント「情報コミュニケーション事業分野」に属する。情報コミュニケーション事業分野は、ビジネスフォーム、データ・プリント・サービスなどを主要な製品とする。

トッパンフォームズは1955年、アジア・ビジネスフォームとして設立された。1965年にトッパン・ムーア・ビジネスフォーム、1971年にトッパン・ムーア、1997年にトッパン・フォームズとなる。

1998年に東証一部へ上場を果たした。2022年、東証一部への上場を廃止、凸版印刷により完全子会社化され現在に至る。

凸版印刷と東洋インキ

凸版印刷と東洋インキSCHDは、凸版印刷がその他の関係会社、東洋インキSCHDが関連会社という関係である。また、東洋インキは東洋インキSCホールディングス(HD)の子会社である。東洋インキSCHDは凸版印刷と同じく、東証プライム市場へ上場している。

東洋インキSCHDは「生活・産業事業分野」に属する。さらに東洋インキSCHDはグループは、次の6つのセグメントで事業を展開する。東洋インキはこのうち、「パッケージ関連事業」と「印刷・情報関連事業」に属する。

【 東洋インキSCHDの6つのセグメント 】
・色材・機能材関連事業
・ポリマー・塗加工関連事業
・パッケージ関連事業
・印刷・情報関連事業
・その他の事業
・販売業

東洋インキSCHDは1896年、小林インキ店として創業した。1907年、株式会社へ組織変更し、社名を東洋インキ製造とした。1961年に東証二部へ上場を果たす。

2011年、持株会社制へ移行し、社名を東洋インキSCホールディングスと変更した。同時に東洋インキとトーヨーケムを設立し、事業を継承。現在に至る。

【 持株会社制へ移行 】
東洋インキ製造 → 東洋インキSCHD
(新設子会社)→ 東洋インキ
(新設子会社)→ トーヨーケム

親会社と子会社、関連会社とは(関係会社)

「親会社」「子会社」もしくは「その他の関係会社」「関連会社」の関係を下の図に示す(数字は議決権の所有割合)。これらを全てまとめて「関係会社」と呼ぶ。

資本関係説明

基本的に、図に示す議決権の所有割合によって関係が決まることが多い。ただし、その会社の重要性や具体的な関係などを考慮する場合もあり、常に議決権の所有割合によって決まる訳ではない。

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